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NetSuite開発 エラーハンドリング

以前の記事で記載させていただいている通り、NetSuiteで開発を行う際に用いるSuiteScriptはjavascriptをベースとした言語となっており、エラーハンドリングも一般的にjavascriptで用いられるtry-catch構文を使用する事が可能です。
しかし、try-catch構文を用いるとエラーが起きた箇所で処理を分岐することは出来るものの実際どこのコードや処理に問題があるのかといった部分の特定は出来ません。

そこでNetSuiteでは特有のログを出力する関数がデフォルトで実装されています。ログレベルに応じて、エラー内容や変数の中身などを出力する事が可能なため開発を行う上で非常に便利な機能になっています。出力したログはスクリプトの詳細を設定する画面から参照するため、開発に関わらないユーザーにログが出力される事は無く、混乱を避ける事が出来ます。
また、ログレベルを自由に設定出来るので開発環境ではDebugレベルでログを出力、本番環境ではErrorレベルでログを出力といった形で分岐するといった形で実装可能です。

それに加えて、トランザクションに関わるユーザーイベントスクリプトなどに問題が発生するとNetSuite画面上にて、エラー内容に加えどのスクリプトの何行目の処理に問題が発生したかが表示されます。こちらもデフォルトで実装されている処理になるのでスクリプトが意図した挙動をしない場合でも時間を浪費する事無く開発を進める事が可能です。

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