NetSuiteでは開発を行う際に、まず実装する機能に合ったスクリプトタイプを選択します。
現在最も新しいバージョンのSuiteScript2.0には10種類のスクリプトタイプが存在しています。
各スクリプトタイプには特有の関数がデフォルトで実装されていたり、使用可能な機能もスクリプトタイプによって決められています。
作成したスクリプトをシステム上で動かす際にも、NetSuiteに適した形でコードが記述されているかといったチェックが存在し、厳格なルールの元誤作動や意図しない挙動を防ぐように設計されています。
類似した目的のスクリプトを作成する場合でも、選択するスクリプトタイプによって処理が大きく異なる場合があり、適切な選択を行う必要があります。
設定した時刻に特定の処理を行うといった用途で利用するスクリプトタイプを例に挙げると、対象になるデータ量によってスクリプトタイプの使い分けが推奨される程多彩な種類がNetSuiteには搭載されています。
特定のレコードデータを追加するなどの単純な処理であれば、大量データ処理用のスクリプトタイプを用いることで一分間に約1,000件の速度で行う事も可能です。
その他にもユーザーが画面から入力した値に対して、処理を加えたり入力フォーム自体を作成するためのスクリプトタイプなども存在しています。
JavaScriptをベースにしたAPIであるSuiteScriptと様々な用途に最適化されたスクリプトタイプを利用する事によって、多様なニーズに答える機能拡張が可能です。
NetSuiteでは標準で搭載されている機能に加えて、上記のようなスクリプト開発をはじめとした様々な拡張機能も利用可能となっております。